神韻の小道具
小道具は、複雑な感情を表現する力を支えます。最大限に活用することで、生き生きとしたきらめきを舞踊に加え、目を見張る美しい壮麗な場面を舞台に作り出します。
近年、神韻の舞踊は、思いもよらない小道具を使用しています。可憐な花びらのように開いてはためく扇。爽やかな微風の中で回転する傘。女性のしとやかさを自然な形で強調する刺繍のほどこされたスカートのフープ。博識者を示すしっかりと製本された書籍。道家の師の旅路を供する魔法のほうき。天女の羽衣として天に戻る、虹色に染め抜かれた絹の長いリボン。その一つ一つに意味があります。
若将軍の韓信は、 宝剣と呼ばれる刀を携えます。ムーランの兵士は、盾と幅広の刀 で襲いかかる敵に挑みます。弓師は弓を使って訓練します。戦に挑む太鼓を叩く唐の時代の男性ほど力を放つものはありません。