EXAMINER.COM:神韻がリンカーンセンターの満場の観客を魅了
シェイラ・オコナー SFワールド・トラベル・エグザミナー
神韻公演のチケットが、一週間前に完売した。現在の入手は困難となっている。
サンフランシスコからの観光客と舞台ファンは、2012年1月14 日の午後、ニューヨークに足を伸ばして良かったと思われるだろう。リンカーンセンターのデビッドH.コッチ劇場は満員御礼。観客は、壮麗な中国古典舞踊と音楽の舞台に、嵐のような喝采を送り、湧き上がる観客が、才能あるアーティストと見事なショーへの感謝をこめて、カーテンコールを三回リクエストするほどに至った。
ニューヨークを拠点とする神韻芸術団は、ここ1年間で、米国最高の会場リンカーンセンターで三度公演している。サンフランシスコからの観光客には興味深い話だ。
1月の5回公演は、1週間前に完売するほどの人気となっている。
要望に応え、バックスクリーン映像の一部が隠れてしまう五階のボックスシート席も販売することとなったが、すぐに完売。立ち見席があれば多くの人が殺到したことだろう。
同日、もう一つの神韻芸術団は、南カリフォルニアのロサンゼルスの下町にあるドロシー・チャンドラー・パビリオンで公演し、こちらも完売。立ち見席を求める人々の姿があった。
カナダのトロントでも、同じくチケットへの需要は高い。
来たる公演期間中に、サンフランシスコからの観光客の皆様には、神韻オフィシャルサイトShenYun2012.orgをお勧めしたい。神韻の詳しい内容を知ることができる。
五千年の文化、文明を再現する美しい公演。中国人のための中国の舞台と思う人が多いかもしれないが、そうではない。
実は、海外の中国人アーティストのグループによるショーで、世界の全ての人々を対象としている。
中国語を知る必要も全くない。中国語と英語のナレーションが入るからだ。神韻は誰にでも理解しやすい。中国の伝統舞踊と音楽という、普遍的な言語を通して、観客にメッセージを伝える。
神韻公演の司会者は「全く同じ雪の結晶はありません」と演目を紹介する。同様に、神韻への理解 は人によってまちまちだ。バックグラウンド、教育、体験の違いから、神韻の異なる側面に惹かれている。神韻には、五千年の智慧、価値観、精髄が集約している。
神韻を鑑賞した後、英国王室のケント王妃は、「完全に魅了されました」とコメント。
DKNYの創設者ダナ・キャラン氏は、「目を見張る体験」と描写する。
サンフランシスコの旅行好きの皆様は、今後の数週間、旅行の予定があれば、公演を見ることができる。
同様の規模の別の神韻芸術団が、サンディエゴ、ボストン、デトロイト、アトランタ、フェニックス、カンザスシティーを巡演するからだ。
30カ国以上、100都市以上を廻る神韻のスケジュールは、公式サイトShenYun2012.orgに公表されている。
神韻とは何だろう、演劇業界が全般的に停滞気味の現在、なぜこれほどまで世界的なセンセーションを巻き起こしているのだろうと思われるのなら、ご自分で体験されることをお勧めしたい。
観て良かったと思うに違いないからだ。
神韻が公演する各都市へのサンフランシスコからのフライトは、オンラインwww.kayak.comから予約できる。フライトはSFO国際空港から出発。
2012年1月16日