旧正月の中国風の祝い方
地上最大の祝賀ともいえましょう。新年を迎える欧米での深夜の大パーティーよりも、大リーグの決勝戦よりも規模が大きいのです。中国、韓国、ベトナム、台湾などでみられ、2週間にわたります。毎年、世界最大数の人間が移動する時期です。
米国での新年の祝賀はそれほど大きなものではありませんが、アジアでは最も大切な休暇にあたります。
グレゴリオ暦の新年の祝賀は終わりました。まだこの先も続く冬に腰を落ち着ける前に、もう一つ、祝い事をしませんか? 旧暦の文化を振り返るきっかけにもなるかと思います。
中国風正月で欠かせない食べ物
ここでは三大料理をご紹介しましょう
※餃子:通常、年を越した真夜中に食します。古代の金・銀の鋳塊の形をしているため、新年を餃子で迎えれば豊かな一年になるという願いがこめられています。
餃子の皮を囲んでの餃子作りパーティーも楽しいものですが、冷凍餃子を買ってきて手間を省くのも一案です。
※黏糕:日本の正月に祝う餅とはちょっと違うようです。お雛様の菱餅はこのあたりからきているのでしょうか。「黏糕」の発音が「年高」(ニェン・ガオ)と同じことから最高の年を願う意味があるそうです。
※魚:黏糕と同様に魚は欠かせません。「魚」と「餘」(ユ)の発音が同じなため、新年にゆとりがあることを願って皆で分かち合います。
飾り付け
美しさだけでなく神秘的な雰囲気ももたらしてくれます
※切り絵:複雑な模様を切り込んだこの工芸は、6世紀に遡るという説もあります。窓、特に採光する場所に飾ることで、細やかな切り込みが一層目立ちます。息を呑むような切り絵もあります。自分で創作してみたい方は、手芸屋、画材屋などでも材料を購入できます。
※逆さにした「福」の文字。逆さ(倒)にすることで新年に「福」が到来する意味になります。
賀状とお年玉
※賀状(eカード!):かつては自ら出向いてお年始の挨拶にいくしきたりがありました。現代は皆忙しく、遠く離れてしまっている人も多いため、賀状交換が普通になりました。神韻では旧正月に友人や親戚に送れるeカードをご用意しています。受け取られた方に
喜ばれるカードかと思います。
※赤いお年玉袋:新年のお祝いで最も大切なしきたりでしょう。元旦の朝、両親、祖父母、親戚から装飾された赤い封筒を手渡されることを、子どもたちは心待ちにしています。
新たな伝統
数多くの中国の家庭では、神韻の特別な舞台放送を見ることが、新年を祝う新しい伝統になってきています。
毎年、神韻を目にすることのできない中国大陸の観客の方々のために、神韻は大掛かりに公演を録画しています。共産党政権は放送を阻止しようと試みていますが、衛星放送や自家製DVDを通して、中国の家族は華麗な舞台に甦る古代の継承文化を尊んでいます。
中国の国外では、世界トップの劇場でこの中国の新年をともに分かち合う機会が与えられています。旧正月、さらに春にかけて、神韻が行われる会場の一覧はこちらからご覧いただけます。
皆様と伝統文化を謳歌する機会に恵まれますよう願っております。