神韻を観るためにアジアから台湾へ来た人々
3月から4月にかけて33日間、神韻ニューヨーク芸術団は、台湾で37回公演を実施しました。台南、高雄、台北、台中、嘉義、桃園と巡回し、どの会場でも満席御礼の状態で迎え入れられました。
今年の新しい現象として、 神韻を観るために、アジア全域から台湾入りする観客が見受けられました。日本、韓国など神韻が終ったばかりの国だけでなく、まだ神韻にとって未踏の地であるシンガポール、マレーシア、インドネシア、タイ、インドなどの諸国から、ツアーを組んで訪れました。
中国本土から旅費の払える人々や香港、マカオからの人々が台湾公演の観客の多数を占めていました。中国本土の企業トップや芸術家のグループが、台湾への入国制限が解除され民主化による自由の動きに乗じて、神韻を鑑賞しに来たのです。
神韻は中国古典舞踊と音楽の舞台ではありますが、中国本土では鑑賞することができません。中国共産党政権が伝統文化を何十年にもわたり破壊してきたからです。最近まで、中国本土の人々は、幅広く配布されている発禁版DVDを入手するか、衛星放送による新唐人テレビの新年特別放送で見る以外に、神韻を鑑賞する方法はありませんでした。
台湾公演で、中国本土からの観客が、「神韻フィーバー」とも形容できる現在の人気絶頂の状況を語ってくれました。中国共産党が 高官を密かに台湾に送り込んで、神韻を鑑賞している事実を暴露してくれた人もいました。舞台を「調査し、模倣」するため、一般には知らされないようにしているとのことです。
北京の起業家で、匿名を希望する方は、両親を台湾に連れて来ていました。お母様とご本人は、涙を流し続けたそうです。「目を見張る感動がありました」とコメントされました。
香港に居住する中国生まれのシー教授は、「胸の高まる体験で、一つ一つの演目が素晴らしい」と語られました。文化大革命を生き抜き、中国本土の舞台がいかに中国伝統文化の真髄を失ったかを目の当たりにしてきたそうです。「神韻は真の中国文化です」と熱弁をふるわれていました。
現在、神韻ニューヨーク芸術団は、メルボルンで公演しています。以後、オーストラリアのキャンベラ、シドニー、ニュージーランドのオークランド、ウェリントンへと移動します。神韻国際芸術団はロンドン・コロシアムでヨーロッパ公演を終えた後、シカゴに向かいます。神韻巡回芸術団は、カナダから戻ったところで、4月18〜22日にかけてニューヨークのリンカーン・センターで第二段の公演を行います。
2012年4月11日