神韻アジアツアー 初演の台湾で満席
19日夜、台北の國父紀念館で満席の中、満員の客を迎えて神韻の公演が行われました。台湾での45回公演の1回目であり、アジアツアーの皮切りでした。
神韻巡回芸術団は、台湾の桃園国際空港で、 花束、手作りの華やかなプラカードを手にした熱烈なファンに迎えられました。
プリンシパルダンサーのミッシェル・レン、司会者リーシャイ・レミッシュなどの団員は記者たちに囲まれました。そして芸術団全体でグループ写真を撮り、ホテルに移動しました。 シドニーからは夜通しの長時間フライトでした。
昨年の台湾での1ヶ月にわたる神韻公演は、いずれも満席でした。今年は6週間かけて台湾の8つの主要都市を巡回します。神韻の公演歴で最長の台湾ツアーとなります。
台湾でのチケットの売れ行きは最好調です。台湾の観客に加えて、中国本土では鑑賞できないため、 失われた文化を復興させるという神韻の使命に感銘した多くの中国人たちが 公演を見に来ます。
過去の数シーズンは、神韻の国際芸術団とニューヨーク芸術団がアジアを回り、巡回芸術団は北米とヨーロッパで公演しました。数名のダンサー達は、 過去にアジアツアーを経験していますが、オーケストラの団員のほとんどは、東洋での公演は初めてです。彼らはどんな期待感を持っているのでしょうか。
バイオリニスト 張澤宇 (ジャン・ザーユ)
「私の家族は今回初めて私が神韻のバイオリニストとして演奏する姿を見ます。海外で学んできたことを家族に見てもらうまたとない機会です。親戚の人 が20名以上鑑賞に来ます。何人かは2007年の公演を見ていますが、プログラムは 舞台も音楽も変わっています。特にオーケストラはよりダイナミックになりました。台湾に着いた瞬間 から期待感が膨らみ、中国の古詩の一部を思い出しました。
“近鄉情更怯,不敢問來人。” 《渡江漢》
(故郷に近づくにつれ、心が怯える。家族について近所の者に敢えて尋ねることすらできない)
プリンシパル・クラリネット奏者 楊元碩(ヤン・ユエンスオ)
「馴染み深い環境…でも距離があるように感じます。様々な複雑な気持ちが入り交じっています。特に胸が高まり、嬉しい気持ちは強いです。10年前に 音楽の勉強に渡米して以来、遊びではなく演奏家として故郷に戻ることは今回が初めてです。ほとんどの公演に友人か家族が観に来ます。100名以上になります。彼らのために来たような気がします。神韻を家族や友人と分かち合うことは深くて、表現しがたい思いに包まれます 」
バイオリニスト、エリザベス・レノルズ
「2006年に神韻に入団して以来、初めてアジアの地を踏みます。ここで神韻公演することは実に自然だということが、私にとっては最も感動的です。文化的背景は既にあり、この基盤から観客が神韻を受け入れ、体験することが感じられます。世界は広く、皆が同じように考えることはありません。しかし神韻は、 あらゆる人種、あらゆる文化を意味のある形で、つなげます。私が最初に神韻に入団した理由を思い起こさせてくれました。台湾人の同僚や友人を多く得た今、台湾の文化をもっと学べると期待しています。ここにいるだけで、すでに新たな形で理解しています。
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一方、神韻国際芸術団はデンバー、コロラドと、米国を巡演しており、神韻ニューヨーク芸術団はミネアポリス、ミネソタを回った後、3月の第一週からヨーロッパツアーを開始します。
2013年2月20日