Shen Yun Creationsより:迫害を越えて
ニューヨークを拠点とする神韻芸術団には、世界中からアーティストが集い、神韻の芸術を通して、自己の精神的な信念と価値観を表現することを可能にしています。しかし、この基本的な信念と表現の自由を過酷な弾圧から逃れて初めて得た者が、神韻の団員には多くいます。
数千年にわたり、中国文明は精神的な信念と確固とした道徳の枠組みを基盤としてきました。しかし、現代の中国では、中国共産党政権が、人々が自由に信念を抱くことを否定しています。1999年7月20日以来、中国共産党は、系統的に法輪大法(法輪功)を迫害してきました。数千万人に及ぶ法輪大法の修煉者は信教の自由を剥奪され、政府の過酷な弾圧の対象となってきました。法輪大法を放棄しなかったために、無数の人々が拘束され強制労働所で拷問され、死に至る場合もあります。
中国の伝統文化を基盤とする法輪大法は、ゆったりとした動作と瞑想、「真・善・忍」の理念の実践から成ります。法輪大法を修めることは、単なる瞑想ではなく、自己を向上させ、他の人を自分より先に考える気持ちを育んでいくことを意味します。世界で数千万の人々に愛好され、その多くが法輪大法を通して肉体的にも精神的にも自分の人生が抜本から大きく向上したことを体験しています。
一方、中国では、自分にとって、親であり、子供であり、親戚であり、愛する人々が、容赦ない迫害の犠牲者になっています。法輪大法への迫害は何億人もの人々を傷つけてきました。この中には傑出した若いアーティストも含まれます。
これらのアーティストは、幼少時代から弾圧の残虐さを目の当たりにしてきました。家庭の暖かさを幼くして失くしてしまった者、愛する人に二度と会えなくなるのではという懸念を常に抱えている者、自分の家に滞在できなくなり厳しい状況下で生き抜いた者などがいます。しかし、このような辛い試練も、彼らの信念を揺るがすことはありませんでした。生涯を通じて、真実と良心が最後には打ち勝つと確信してきたからです。
彼らの揺るぎない態度は、現在、報われています。世界の舞台に立ち、神韻を通して、中共政権が隠蔽してきた真実と勇気の物語を提示しているからです。迫害体験のあるアーティストから直接、話を聞きました。
***
神韻の演目の一つに、公園で瞑想している若者が、突然、警官に囲まれるという内容のものがあります。心静かに信念を曲げることを拒否し、ひどく殴られます。しかし、闇の中で、無意味に全てを失ったわけではなく、究極的に正義がもたらされます。
神韻のプリンシパル・ダンサー、スティーヴン・ワンは、自分が演じた役を実際に体験していました。ひとりぼっちの休日、警官に襲撃された家、家族と離れることの痛み ー これら全ての思い出を、中国古典舞踊のパフォーマンスに投入しています。その根底には、善が最終的に打ち勝つという不滅の信念があります。
「目を開けたら、警備員や警官に囲まれていました。警察の特殊部隊の自動車が、雑然とした状態で駐車していました。一瞬にして私はひとりぼっちになりました。母は他の数名の女性たちとともに、狂気じみた警官の手でパトカーに押し込められ、すべての特殊部隊は轟音を立てながら走り去りました」
琵琶の名手、梁玉(リアン・ユ)にとって、ムーランは単なる物語のキャラクターではありません。この歴史に残る女戦士は、梁玉の精神を支えてくれました。自分を保護してくれる両親がいなくなり、強くなって自分で自分を守らなければならなくなったからです
神韻ダンサーの趙紀亨(ジャオ・ジーハン)の幸せな幼少時代は、8歳の時に打ち切られました。専制的な政府の手で両親が容赦なく迫害されたのです。父は逮捕を避けて転々と移動し、母はたびたび逮捕されました。この悪夢が終わる様子はありませんでした。 祖母に「おばあちゃん、お父さんはどこ?お母さんはどこ?」と尋ねても、祖母は答えることはできませんでした。
この強国の政府は、犯罪を隠しながら残虐な行為に走っています。この真実が、神韻の舞台でアーティストにより提示されているのです。世界が知るべき真実です。
***
Shen Yun Creations の動画コレクションは、神韻交響楽団の演奏、短編オペラ、コンチェルト、神韻の過去の演目だけでなく、神韻独自ダンスのトレーニングシリーズなどをプレミアム会員の方に提供しています。
定期的に更新され、内容はどんどん充実しています。Shen Yun Creations の動向をお見逃しなく!