音楽を通して表現された唐の時代
中国の黄金時代に捧げる交響楽団の2曲について
神韻交響楽団は台湾・韓国を訪れたあと、カーネギー・ホールを始め、北米の一流会場を再訪します。その前に2018年の演奏曲の内包をご紹介しましょう。
交響楽団の演奏曲には、チャイコフスキーやドヴォルザーク作曲のようなクラシック曲が毎年盛り込まれますが、演目の中核には、東洋と西洋の楽器を統合した幅広いオリジナル曲があり、東洋の伝統音楽が奏でる美しい旋律が見事に打ち出されています。
この壮麗な曲では、太宗のもとでの急速な改革を映し出すかのように、テーマが常に転換されます。戦闘的な緊張感が、風格ある旋律へと変化し、銅鑼の音で場面は宮廷に。琵琶と二胡が奏でるシルクロード沿いの遠方の地域を表す旋律が、国外の使者が貢ぎ物を持ち込む様子を描写します。次に、威厳ある鐘の音により、天上を崇める儀式だけに奏でられる雅楽の調和音へと導かれます。最後の華麗なテーマでは、偉大な唐朝が子々孫々にわたり永遠に讃えられる希望が表現されています。
交響楽団の演奏曲には、チャイコフスキーやドヴォルザーク作曲のようなクラシック曲が毎年盛り込まれますが、演目の中核には、東洋と西洋の楽器を統合した幅広いオリジナル曲があり、東洋の伝統音楽が奏でる美しい旋律が見事に打ち出されています。
神韻の作曲家たちは中国の異なる王朝や古の伝説からインスピレーションを受けています。昨年のツアーの演目では、鄧裕(デン・ユ)が作曲した『大ハーン・クビライ』がハイライトでした。元王朝を創設したクビライ・カーンと勇猛果敢なモンゴルの兵士たちを謳歌する曲です。
2018年ツアーでは、鄧裕は唐の王朝を謳歌する旋律を編曲しています。
「7世紀から10世紀にわたる唐王朝は、壮麗な時代でした。王朝全体を10分以内で表現することは容易ではありません」と鄧は語ります。
『偉大なる唐朝に捧げる曲』について、ちょっと覗いてみましょう。
新しい天子の興隆を讃える鳴り響くようなイントロで始まります。唐の太宗は若い頃、腐敗した隋王朝を倒して唐王朝を建立するよう父親を説得しました。父の座を継承し唐朝の二代目の皇帝となった太宗は、現在、黄金時代とみなされる水準へと王国の文化水準を引き上げました。この壮麗な曲では、太宗のもとでの急速な改革を映し出すかのように、テーマが常に転換されます。戦闘的な緊張感が、風格ある旋律へと変化し、銅鑼の音で場面は宮廷に。琵琶と二胡が奏でるシルクロード沿いの遠方の地域を表す旋律が、国外の使者が貢ぎ物を持ち込む様子を描写します。次に、威厳ある鐘の音により、天上を崇める儀式だけに奏でられる雅楽の調和音へと導かれます。最後の華麗なテーマでは、偉大な唐朝が子々孫々にわたり永遠に讃えられる希望が表現されています。
国外との交易が栄え、使者も多く訪れたため、唐朝の音楽は、特にペルシアやアラブの異国文化の影響を多大に受けています。そのため、『偉大なる唐朝』の旋律の一部は、敦煌を思わせる作風です。
敦煌は、シルクロードが交差する主要地点でした。中国の最西端のオアシスにあり、東西の豊かな文化交流がなされた土地でした。『偉大なる唐朝』のような独自性に富んだ異質の曲を通して、中国の王朝が驚くほど互いに異なることを体験し、神韻の奏者たちは新たに啓発されています。
唐朝の特徴を表現したこの主要曲である新作に加えて、交響楽団は神韻2018ツアーからのダンスの演目『唐の戦陣』からの曲目も演奏します。太宗皇帝のもとで戦いの準備をする唐の兵士を表す男性のグループダンスです。皇帝自身も武勇として知られており、自分の部隊の前衛で戦う姿がよく見受けられました。弦楽器が奏でる勇壮なリズムは、兵士の規律と勇ましさを象徴するものです。
釘付けになるような技法で埋め尽くされ、シームレスで思わず引き込まれるフォーメーションの変化、闊達なエネルギーは、2018年の神韻ツアーでは、多くの方々を楽しませました。『唐の戦陣』は奏者のお気に入りの一曲なので、演奏会の形で観客の皆様と分かち合う機会に恵まれ、楽しみにしているようです。
釘付けになるような技法で埋め尽くされ、シームレスで思わず引き込まれるフォーメーションの変化、闊達なエネルギーは、2018年の神韻ツアーでは、多くの方々を楽しませました。『唐の戦陣』は奏者のお気に入りの一曲なので、演奏会の形で観客の皆様と分かち合う機会に恵まれ、楽しみにしているようです。
こちらをクリックして、過去の神韻交響楽団の演奏をお聴きください。
大ハーン・クビライ
敦煌
モンゴル娘の茶碗の舞
梅の花
カーネギー・ホール、ボストン・シンフォニーホール、シカゴのシンフォニーセンターなど北米の一流の演奏会場を再訪します。「ツアーとチケット 」のページから詳細をご確認ください。