神韻交響楽団 — 斬新そしてチャレンジングな体験
東洋の旋律を奏でるクラシック音楽の楽器に、四千年の歴史を誇る二胡の音が融け合う
この秋、米国全域のコンサートホールに、全く新しいクラシック音楽が登場します。
過去7シーズンにわたって、神韻芸術団は中国五千年の豊かな文化の美しさを、世界の観客の皆様にお届けして参りました。神韻専属のオーケストラである神韻交響楽団は、特にクラシックの楽器と東洋の旋律を融合させ、独自の異国的な新しい音色を生み出しているユニークな楽団です。舞台の伴奏として聴くだけではもったいないという多くの声を耳にしました。
国際舞台へのデビュー
この要望にお応えして、 神韻のオーケストラが単独で 演奏する運びとなりました。2012年、カーネギーホールにおいて神韻専属のオーケストラが壮麗な演奏会を行いました。オーケストラのピットから聞こえてきた、あの馴染み深い大好きなメロディーがセンター・ステージに上がったのです。こうして神韻交響楽団がデビューしました。
2013年10月を皮切りに、神韻交響楽団はカーネギーホールとその他6つの米国のコンサートホールで演奏会を行います。指揮者は、ミレン・ナチェフ、レイフ・サンストラップ、ケン・ウェイ・クオ、ヨーへイ・サトーです。サンストラップ氏は元シドニー交響楽団の指揮者、オーストラリア国立交響楽団の芸術監督でした。サトー氏はボストン音楽院の出身です。クオ氏は台湾で東洋音楽の教育を幅広く受けました。ナチェフ氏は、ブルガリア国立ラジオ交響楽団の団長であり、指揮者でもありました。「明快なタクトでオーケストラを統率する指揮にコンサートホール全体が感銘を受けた」とテアトロ・コロンがコメントしています。
コンサートの内容
中国の壮大な歴史を物語る形でコンサートは始まることと予想されます。そして現代中国についての洞察力に富んだエッセイへと綴られていきます。同時に、人気のあるクラシック音楽、そしてあっと言わせる演目も含まれています。
神韻交響楽団は、東西伝統音楽の究極の融合というこれまでのオーケストラが成し遂げられなかった音色の創出に成功しています。クラシック音楽の弦楽器、木管楽器、金管楽器と並んで、二胡、琵琶、打楽器など古代中国の楽器が楽団の特徴です。
「神韻は中国伝統舞踊と民族舞踊を中核としているため、私たちもこれらのリズムに合わせて作曲しています」と神韻の作曲家である談 駿毅(タン・ジュンイー)氏は語ります。「民族性をうまく出す上で、二胡、琵琶のような中国の古典楽器に勝るものはありません」
不思議な情緒を醸し出す二胡について
舞台上のさまざまな楽器による胸を打つ合奏の中でも、とりわけ聴く人の心を捕えるものは二胡でしょう。二胡の音色は「河口から水が流れ出るよう」「バイオリンを舞台上のソプラノの声に喩えるなら、二胡は静かなカフェで自分の人生を泣きながら語る声」などのように描写されています。
演奏家の膝の上に細身の楽器が置かれます。右手に握られた竹製の弓は、二本の弦の間にあてがわれます。 固い木製の首の部分には添えられ左手は、目に見えない速さで前後に動きます。
これが四千年の歴史を誇る二胡です。何代もの王朝を通じて、二胡は宮廷の晩餐会や、中国の歌劇や楽団に欠かせない存在でした。
単純な造りからは想像もつかないほど、二胡は表現豊かな楽器です。指板がなく区切りをつけるフレットもないため、微妙なビブラート、滑らかなスライドを可能にし、あらゆる音が自由自在に出せるのです。
多様な声をだす二胡
名手が触れると、二胡は喜び、悲しみ、優雅さ、優しさを表現する道具となります。「中国の二弦バイオリン」は動物の鳴き声を奏で、人の声をまねる楽器として最も優れていると考えられています。
「全く異なる音色です。二胡は憂いを帯びた人の声が出せるのですね」とトロント・コンサート・オーケストラの指揮者、ケリー・ストラットン氏は語っています。
神韻の二胡の名手である戚 暁春(チー・シャオチュン)は、指揮台の正面に座ります。二胡との出逢いは6歳のときで、二胡に専心していた父に直接教えを受けました。上海音楽院で学び、二胡の国際大会では注目を浴びる存在となりました。
ロンドン・コロシアムで神韻公演を鑑賞した英国皇室のケント王女は、「心から魅了されました。この素晴らしい二胡の演奏家の録音があるといいのですが」と語っておられます。
戚暁春による二胡の演奏の一部は、Symphony.ShenYun.comから『満州族の宮廷の淑女たち』の最初の部分を耳にすることはできます。でも、実際の演奏を聴くことに越したことはありません。
「誰でも技能は身につけることができます。でも、ある程度のレベルに達したら、あとは、曲の背後にある内函が観客の心をひきつけるのです。清らかで、静穏になればなるほど、曲の真髄が神により高められます。観客が耳にするのはその音なんです」と戚暁春は解説しています。
神韻公演の崇高さは、失われた継承文化を復興しようとする熱意と純正なるエネルギーへの信奉からくるということを説明しているようです。すべては、ワシントンDCのケネディーセンターで今夜から1週間続く演奏会で実感していただけることでしょう。生命力あふれる感動の演奏会であるにちがいありません。
2013年ツアーの都市一覧
- 9月27日 ワシントンDC チケット購入 | 情報
- 10月5日 ニューヨーク チケット購入 | 情報
- 10月9日 ボストン チケット購入 | 情報
- 10月13日 ヒューストン チケット購入 | 情報
- 10月15日 ダラス チケット購入 | 情報
- 10月18-19日 ロサンゼルス チケット購入 | 情報
- 10月22日 サンフランシスコ チケット購入 | 情報