アーティスト スポットライト:ピョートル・ホワン
プリンシパル・ダンサーのピオトル・ホワンは、ポーランドで生まれ育ちました。完璧なテクニックと、洗練された表現力で知られています。第一回目の「アーティスト スポットライト」では、中国古典舞踊にスポットライトをあて、神韻のプロダンサーとしてのピョートルの人生をご紹介します。
ピオトル・ホワン
「芸術の目的を自分たちに問いかけるべきだと思います。アーティストとして何を達成しようとしているのか? 単に楽しませるためなのか、それとも教育やコミュニケーションのためなのか。伝えたいメッセージは?そのインパクトは? 芸術とは、ポジティブで、高揚感があり、神を賛美するもの ― まさに、神韻が行っていることなのです。」
自分を3語で表現してください。
誠実 慎重 自律
初めてのダンスの思い出は?
実に幼い頃、テレビでダンスの競技を見ながら参加者の真似をしようとしました。人生で最も誇れる瞬間とは言えませんが。
舞台で公演するときに一番好きなことは?
最後のお辞儀をし、身体全体が疲れ切っているけれど、2時間後にまた舞台があるというとき、観客の笑顔が目に入ります。その瞬間に、やりがいを感じることです。
ツアーで遭遇する思わぬ喜びは?
数年訪れていなかった劇場や都市で、様々な記憶が呼び戻されることです。
モチベーションはどこにあるのですか?
自己を律することは人生で最も重要なことに挙げられます。もちろん、常にコンディションが最高なわけはありません。でも、自分の責務を肝に銘じて、突破していきます。
中国古典舞踊の特徴は?
中国の伝統文化を理解しなければ、中国古典舞踊をマスターすることはできません。単なる身体の動作だけではないため、特殊で難しいものにしています。古代の中国文明や智慧に触れることができ、これは何よりの報酬です。
ツアー先でお気に入りの場所は?
特に気に入った都市というのはありません。国外での公演はいつも楽しみです。ヨーロッパ出身なので、ヨーロッパ公演では家に戻った気がします。そして全般的にアジアは素晴らしいです。気候もいいし、食べ物もおいしい。
公演の後、どのようにしてリラックスしますか?
足を動かさないことなら何でも。
趣味は何ですか? その理由は?
読書です。新しい記事、随筆、小説など、常に新しいものが学べ、興味深いです。
舞台で演じたお気に入りの役割は?
若き日の康熙帝。
お気に入りの劇場は?
特に気に入った劇場はありません。いつか故郷のワルシャワで公演したいです。
公演前に行うルーチンワークはありますか?
舞台前に必ず行うウオーミング・アップがあります。口では説明しにくいです。休憩を入れて1時間半かかります。
幕上げ寸前に考えることは?
本番だ!
神韻に入団された時を振り返って、ご自身は変わりましたか?
10年以上になりますが、多くの素晴らしい無私の心を持った人々と仕事をして成長してきました。感謝すること、全てを当たり前に捉えないことを学びました。無私の心を持った人々のグループができることを目の当たりにしてきました。神韻が成し遂げたことは、奇跡としか言いようがないです。
毎年100回以上の公演をこなすうえで、どのようにして自分の気持ちを新たにして高度な芸術性を維持されているのでしょうか?
観客は昨日も明日も違います。この舞台を一度しか見ません。この一度きりの機会に最高のものをお届けする必要があるのです。一人ひとりの観客に対して責任があり、私たち自身に対しても責任があります。ですから、一つ一つの公演を私にとって最初で最後のものだと考えています。
2022年シーズンは7月まで延長されました。