中国古典舞踊は主に「民族・民間舞踊」と「古典舞踊」の二つに分類できます。「民族・民間舞踊」とは、異なる地域や民族で何世紀にもわたり受け継がれてきた舞踊様式で、それぞれの文化的な独自の伝統を特徴とします。神韻では、「古典舞踊」を中核としています。
中国古典舞踊は、幅広い訓練系統を誇ります。西洋文化ではまだ馴染みが薄い形態です。
動作、姿勢、美感を通して、中国文化の神髄を表現するとも言えましょう。舞踊形態が生み出された早期には、主に朝廷で受け継がれ、古代劇場の一部を形成していました。
現代では訓練方式が系統化され、バール(横棒)やセンターワークなどの要素を採り入れています。現在知られている中国古典舞踊という独自の形態は、実に幅広い要素を包容します。何世代にもわたり積み重ねられてきた芸術的体験、継続的な洗練作業の賜物といえましょう。
中国古典舞踊は、身法、身韻、技巧の 三つの主要素を備えます。
「身法」は何百にもおよぶ極めて複雑なポーズや動作を意味します。芸術形態の語彙とも言えましょう。一見単純に見えるポーズでも、体全体を整合させる必要があります。胴体を曲げて回転させる仕方、視線、指の位置が、全て精確に統合されなければなりません。
「身韻」は踊り手の内包する表現、踊り手が演じる動きとのつながりを強調するものです。動きと統合した気持ちが、舞台に不思議な力をもたらすのです。
「技巧」には、数千年にわたって中国古典舞踊の一部を成してきた、跳躍・回転・宙返り・タンズゴンなどの極めて難度な動作が含まれます。これらの技能と、同様に難しく洗練された身韻と身法の訓練は、中国の古典舞踊を世界有数の包括的な舞踊形態として、中国の古典舞踊が抜きんでている事実を裏付けます。